リズム遊びは、音感やリズム感、豊かな感性、想像力、表現力が養われます。また聴く力、集中力、判断力を鍛えます。
また、季節感のある歌や、生き物の歌、生活に結びついた歌などを歌えば、言葉の習得にもつながります。
歌を聴くことは、心が落ち着き、情緒も安定させます。
メリットがいっぱいですね!

リズム遊びは、楽しみながら音感、リズム感、想像力や表現力、聴く力、言葉を育てます!
ぜひ、活動に取り入れましょう!
リズム遊びのねらい
・音楽や季節のうたに親しみ、関心を持つ
・音感、リズム感を養う
・豊かな感性、想像力、表現力、集中力、判断力を養う
・友達と一緒に、音を鳴らして楽しむ など
具体的なリズム遊び
季節の歌に合わせて、楽器を鳴らそう!
ピアノや鍵盤楽器があれば、その音に合わせて、なければCDなどを流して行うのが良いでしょう。カスタネットやタンバリンなど、打楽器を歌に合わせて、鳴らしましょう!音を鳴らすのは、楽しいですね!
リズムのまねっこ遊び
曲や歌に合わせて、楽器を鳴らしたら、次はリズムのまねっこ遊びをしてみましょう。
よく聴いていないと、まねができないので、聴く力や集中力を鍛えることができます。
お家の方が最初にリズムを鳴らします。そのあと、子どもが全く同じリズムで楽器を鳴らします。
音のはっきりした、カスタネットがおすすめです。タンバリンでもいいでしょう。スズは音切れが悪いので向いていないかもしれませんね。
例えば(⚫️と⚫︎は叩く、×は叩かない、⚫︎+⚫︎=⚫️)
⚫️ ⚫️ × ×
⚫️ × ⚫️ ×
⚫️ ●● ⚫️ ×
●● ⚫️ ⚫️ ×
× ⚫️ ⚫️ ×
など、色々なリズムの真似っこ遊びをしましょう!
物の名前の絵カードを使って、言葉を音に変えましょう!
例えば
なす→ ⚫️ ⚫️
トマト→ ⚫️ ⚫️ ⚫️
はくさい→ ⚫️ ⚫️ ⚫️ ⚫️
ブロッコリー→●● × ⚫︎⚫️
4拍子のリズムで、言葉がないところは休符にしてもリズミカルでいいですね
日本人には馴染みのない3拍子のリズムを取り入れましょう
日本の生活や音楽にはあまり3拍子は馴染みがありません。私たち日本人にとって、3拍子のリズムは苦手だと言われています。童謡を見ても、3拍子の歌はとても少ないです。クラッシックの曲で言えば、ワルツが3拍子ですね。ぜひ3拍子のうたをうたったり、楽器を鳴らして、体感したいですね。
《3拍子の童謡》
•うみ
•イルカはざんぶらこ
•こいのぼり
•赤とんぼ
•ぞうさん
•ありさんのおはなし
こんなところでしょうか?
《3拍子のリズム》
⚫️ × × ⚫️ × × ⚫️ × ×
× ⚫️⚫️ × ⚫️⚫️ ×⚫️⚫️
3拍子がうまく刻めなくても、うたや曲に合わせて、体をゆらしてリズムを感じるのもいいですね!
音の強弱と速度の変化を取り入れましょう
リズム打ちに慣れてきたら、次は音の強弱を取り入れます。大きい音と小さい音です。大きい音の時は、楽器を強く鳴らす、小さい音の時は優しく鳴らすというのを知らせ、音の変化を感じましょう。
それができたら、今度は音の速さを変えます。ゆっくりから早く、またゆっくりにしていき、音楽のテンポの変化も感じましょう。音楽のテンポを合わせるのは思ったより難しいですが、繰り返し行う中で上達します。テンポをあわせることはまわりの友達にも意識を向けることにつながります。
歩きながら叩いてみよう
打楽器のリズム打ちに慣れてきたら、歩いて叩いてみよう。時々、曲を止め、曲が止まったら、歩くのも音を鳴らすのもストップ、曲が始まったら、また動き出すという、リトミックの即時反応を取り入れましょう。歩きながらなので、友達との距離、歩く速さ、空間把握などを意識することになります。
即時反応とは?
音を聞いて、即座に反応することです。音楽に合わせて動き、音がストップしたら、動きもストップします。音楽が始まれば、動きます。音楽をよく聞いていないと、反応できません。集中力と判断力を鍛えます。
最後に
リズム遊びと聞くと、難しい活動のように聞こえますが、全くそんなことはありません。
打楽器があればどこでもできますし、打楽器がなくても、手拍子でできます。簡単にできますが、他の遊びと違って、メリットが多いです。繰り返し行うことで、子どもたちも上達します。何より、楽しい活動になります。子どもたちの姿を見て、こうすればよかったかな、これを取り入れようと、アイデアも自然と湧いてきます。ぜひ子どもたちと楽しんでくださいね。
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