2歳ごろから、少しずつ自分で、できることが増えてくる変わりに、ご飯を食べるのも「イヤ!」、寝るのも「イヤ!」とイヤイヤの連続が始まります。
ママ達からすると、今まで、スムーズにできていたことが、何かに引っかかってしまったかのように、手こずります。
もう、どうしたらいいの〜?と悩むママや気持ちが疲れてしまうママも多いです。
イヤイヤ期の理由と接し方を知り、通り過ぎるのを待ちましょう!
イヤイヤ期を通り過ぎた頃は、子どもも、ぐっと成長しますよ。

2歳児の運動機能の発達の目安
2歳になると、これまで「赤ちゃん」という印象だった体つきも、幼児らしくスマートになってきます。
《全身運動》
•走ることができる
•両足でぴょんぴょんと跳ぶことができる
•しゃがむことができる
•つま先立ちや背伸びができる
•滑り台にのぼり、すべる
•大きいボールを蹴る

《手の運動と生活習慣》
•簡単な衣服の着脱が自分でできる
•自分で靴をはく
•自分で靴下をぬぐ
•スプーン、フォークなどを使うことができる
•小さなものをつまめる
•蛇口などをひねる

イヤイヤ期の理由とは…?
脳や体が未発達なため
感情も含め、色々なことを上手くコントロールができません。
思い通りにならないため
2歳になると1歳の頃よりも、運動機能も発達し、より活発になります。
そのため、自分でやりたいという気持ちが強くなります。
自分でやりたいけど、なかなかできない、思い通りにならないイライラが「イヤ」という表れになります。
自己主張が強くなり、欲求を満たそうとするため
自我が確立しはじめ、自分と他人を比べる力も獲得していきます。
自分もやりたい、自分もほしいなどの気持ちも強くなり、欲求を満たそうとします。
しかし、言葉では十分気持ちを表現することができず、その結果「イヤ」という言葉として、表れてきます。
自分でやりたい気持ち、甘えたい気持ちの両方の複雑な気持ち
自分でやりたい、大きくなりたいという気持ちと、甘えたい、やってもらいたい気持ちの両方の気持ちがあります。
その凸凹の気持ちが原因で、思うようにならず、イヤイヤと言ったり、だだをこねたり、ぐずったりします。
疲れや眠気
色々と自分でできるようになって、活発になり、行動範囲も広くなっていきます。活動量も多くなります。
そのため、疲れたり、眠くなったりします。その結果、イヤの表れやぐずることにつながります。

どうしたらいいの〜?接し方について
イヤイヤ期の子どもは、思った以上に複雑な気持ちです。
待ってあげる、思い通りにさせてあげるなど、できる時は、寄り添いましょう。
決して、わがままに育つというわけではありません。
でも、時間がない、外出先で寄り添うことが難しい時もあります。
ルールに反することもありますね。
ある程度は、対応できることもありますが、イヤイヤの原因をすべて解決しようとする必要はありません。
今はまだ脳が発達している途中で、気持ちや行動をうまくコントロールできない時期だからイヤイヤをするんだな…と割り切ってしまいましょう。
イヤイヤの対処法5つ
①気をそらす、気分転換をする。
②抱きしめる、スキンシップをはかる。
③落ち着くまで、見守る。
④理由もなくイヤと言っている場合もあるので、「イヤなんだね」と気持ちを受け止め、さらりと流す。
⑤やりたがっていることを、できるだけ、好きなようにやらせてあげる。
最後に
自分でやりたい時は、時間が許す限り、尊重し、自分でさせてあげましょう。
やりたがっている時が、成長する時です。次第に自分でできるようになっていきます。
自分でできた時は、「自分でできたね!すごいね!」と褒め、自信につなげていけるといいですね。
自分で色々とできるようになってきたり、自分の気持ちが言葉にできるようになると、イヤイヤもおさまってきます。
イヤばかり言われてしまうと、ママも気持ちが疲れてしまいます。
適度に付き合い、ママ自身も息抜きをしながら、乗り越えていきましょう。
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