登園を嫌がるこどもの6つの原因と4つの対処法 

子育てヒント

順調に楽しく幼稚園や保育園に通っている時もあれば、「行きたくない」と大泣きされてしまう時もありますね。こどもに、しがみつかれると、後ろ髪をひかれて、ママも辛い気持ちになりますね。やっぱり元気に笑顔で登園してほしいですね。

登園しぶりは、終わりが来ます。子どもの不安が消え、幼稚園、保育園での生活の中で、楽しいと感じることができれば、それが楽しみになってきます。

こどもが登園を嫌がる6つ原因とその対処法4つを紹介します。

登園を嫌がる原因

パパ、ママと一緒にいたい、さみしい

年齢が小さければ、小さいほど、パパとママと一緒にいたい、離れるのがさみしいというのが、理由で、幼稚園や保育園に「行きたくない」という気持ちになるのでしょう。

特に休み明けはその気持ちが強く表れやすいです。幼稚園、保育園に行ってしまえば、朝、泣いていたことも忘れてしまうくらいに、楽しく過ごせますが、やはり、パパやママといたい気持ちが勝るのかもしれませんね。

大人でも、連休明け「仕事に行きたくないな」なんて思うこともありますね。

環境の変化

入園、進級など、生活リズムが変わる、担任の先生が変わるなどの環境の変化は、不安や緊張感を感じやすく、その気持ちが、幼稚園や保育園へ、「行きたくない」に変わってしまうことがあります。

特に入園したばかりは、
登園するための支度があり、
時間に間に合わせていく、
ということにも慣れていません。

朝の支度から登園までもが慣れていない、
ママと離れて過ごすことも慣れていない、
毎日、友達と一緒に過ごすことにも慣れていないなど、
初めてのことが多いので、緊張も不安も大きいです。

それを考えると、こどもが登園をする時に、泣いてしまうのも、わかりますね。

また、引っ越しなどの住む環境の変化も、
子どもにとっては、緊張と不安を強く感じてしまいます。

子どもはママの変化にも敏感です。
子どもが幼稚園や保育園に、通いだすタイミングで、お仕事を復帰されたり、始められたりするママも、いることでしょう。
ママも、時間に追われたり、忙しくなったりして、ママの気持ちの変化に対して、不安を感じて、ぐずったり、甘えたりすることもあります。

集団生活におけるストレス

幼稚園、保育園では、自分の好きな遊びをしたり、製作をしたりと、楽しい遊びの時間も、もちろんあります。

しかし、集団で生活する場でもあり、友達と遊ぶにしても、ルールや順番を守ったり、時間を意識して活動をします。また、運動会、発表会などが近づけば、行事の練習などをがんばっていたり…と我慢やプレッシャーを感じながら過ごす時間も少なからずあります。

家庭では、感じることのない、緊張感や我慢を感じることもあるでしょう。これが、こどもにとっては、ストレスになり、行きたくない、楽しくないという気持ちにつながることもあります。

給食や運動など苦手な活動がある

どの子にも、園生活の中で、好きな活動もあれば、苦手な活動もあるでしょう。

「給食が苦手」はよくあることです。家であれば、苦手なものは食べなくても、受け入れてもらえたが、園では、そういうわけにもいかず、友達や先生の目も気になるでしょう。自分だけが食べられない、食べるのが遅いというだけで、プレッシャーになり、食べること自体がいやになってしまいます。

それが、幼稚園や保育園に「行きたくない」気持ちに変わっていきます。

他にも、夏になれば、プールがあり、水が苦手な子もいますね。運動が苦手という子もいます。体を動かすのは得意だけど、音楽に合わせて体操したり、踊るのが苦手な子もいます。

友達関係がうまくいかない

年少の子どもたちは一人遊びが中心なため、トラブルは少ないですが、年中、年長になると、自分の気持ちを言葉にするのが上手になってきます。

相手に、自分の気持ちを伝えることはできますが、相手の気持ちになって、考えることはまだまだ難しい年齢です。そのため、お互いに主張すれば、意見もぶつかり、けんかをすることもあります。

体調が悪い

普段は元気に行っているのに、今日は「行きたくない」という時は、体調が、よくないことも考えられます。しっかり眠れているか朝ご飯はいつもと変わりなく食べたかなど、ほかに、いつもと違う様子がないか、見守りましょう。

①パパ、ママと一緒にいたい、さみしい

②環境の変化

③集団生活におけるストレス

④給食や運動など苦手な活動がある

⑤友達関係がうまくいかない

⑥体調が悪い

登園を嫌がる6つの原因を紹介しました。不安や緊張、ストレスが登園しぶりにつながっていますね。

どうすれば子どもの不安を和らげるのか、対処法を紹介します。

登園を嫌がった時の対処法

子どもの体調をよく観察する

まずは熱はないか、朝ご飯はいつもと同じ量を食べたか、顔色はよいか、健康状態をチェックをしましょう。体調不良の場合は、休ませましょう。

朝から機嫌よく過ごすためには、生活リズムを整え、充分な睡眠を取ることが大切です。

こどもの気持ちを聞き、受け止める

ママと一緒にいたい、ママと離れるのがいやだという時は、しっかり抱っこして、まずは、子どもの気持ちを落ち着かせましょう

少し落ち着いたら、子どもから何か話してくるかもしれません。子どもの話を否定せず、聞き、「それが嫌だったんだね」と気持ちを受け止めてあげましょう。

「幼稚園、保育園で何か嫌なことがあるの?」と聞いてみてもいいでしょう。気持ちを言葉にできない場合もあるかもしれないですが、ママが心配していることは伝わります。

また、友達とのトラブル、給食が嫌など苦手が登園しぶりの原因の場合は、担任の先生に相談してもいいですね。先生もそれを知れば、何か配慮ができることもあると思います。

先生と連携を取りながら、子どもの不安や緊張を和らげていけるといいですね。

幼稚園、保育園から帰ったら「○○をしよう」と楽しみを作り、約束する

子どもも大人も、楽しみができれば、気持ちの切り替えができたり、頑張ろうと意欲的になりますね。

買い物に行く、子どもの好きなおやつを用意する、散歩する、公園に行くなど、子どもの楽しみになるものは、ママが一番よく知ってますね。

なにをしてもダメなときは、先生に任せてしまいましょう

抱っこをしても、なだめても泣いて嫌がってしまう時もあります。そんな時は先生にお任せしましょう。

泣いていた子どもも、園に入れば気持ちが切り替わります。意外とケロッと泣き止み、園での支度をはじめます。

いつまでも泣いている子は、入園したての子の場合で、長くても3日くらいです。それ以外は、泣き止み、友達と遊び始めますよ。

登園を嫌がった時の対処法は

①子どもの体調をよく観察する

②こどもの気持ちを聞き、受け止める

③幼稚園、保育園から帰ったら「○○をしよう」と楽しみを作り、約束する

④なにをしてもダメなときは、先生に任せてしまいましょう。

最後に

我が子も幼稚園に通う初日は大丈夫でしたが、2日目から、離れるときに泣きました。しばらく抱っこして、先生にお任せしました。

先生に聞くと、すぐに泣き止んだとのこと。帰ってきた娘に「幼稚園に行くとき、なんで泣いたの?」聞くと、「幼稚園にママがいないから」と答えました。幼い子どもにとって、ママと一緒が一番なんだなと感じました。

しばらく順調に通っていたのですが、夏になると、「幼稚園に行きたくない」と言葉で訴えてきました。理由を聞くと、「プールの入る前と後のシャワーが嫌だ」と教えてくれました。
担任の先生に、それを伝え、シャワーの勢いをゆるめに配慮して頂き、それからは嫌がることなく幼稚園に通うようになり、思ったよりもあっさり、解決でした。

たったそれだけのこと?
と大人は思いますが、こどもにとって、苦手は大きなことなんですね。

すぐに解決につながることもあれば、解決できないこともあると思いますが、こどもの気持ちを、否定しないで、受け止めてあげることが一番なんじゃないかなと思います。

子どもの気持ちが不安定な時ほど、
だっこする、
頭をなでる、
手をつなぐ、
ひざにいれて座る、
絵本を読む
などのスキンシップをたくさんとりましょう。

ママの悩みが少しでも軽くなることを願っています!

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