子どもは遊びに没頭してしまうと、なかなか活動を切り上げることができないことがありますね。
公園で遊んでいて、「帰るよ」と声をかけても、すんなり帰れないという経験はどのママさんにもあるんじゃないでしょうか?
そんな時は子どもへの働きかけを少し工夫するだけで、切り替えやすくなりますよ。ポイントを3つ紹介します。できるものから試してみてくださいね。

終了時刻を予告しましょう!
あそびや活動を始める前に、あらかじめ、終わりの時刻は何時か告げておき、その時刻で活動を切り上げる事を約束しておきます。
さらに、終わりの時刻が近づいてきたら、活動終了まであと何分か知らせたり、5分前くらいに、「もうすぐ終わりの時間ね」「あと少しで帰る時間ね」などと、予告します。
また、タイマーを活用するのも有効です。活動の終了時刻まであと何分あるか、数字の強い子なら目で確認でき、ベルが鳴ったら終わるということがわかりやすいからです。
それでもスムーズに切り替えられないかもしれませんが、次第に少しずつ、心の準備ができるようになっていきます。
小さな子どもには時間の概念がないため、いつまでを伝えるのは難しいです。
時計の針を指差して、「長い針がここまできたら、お片付けしようね」など、終わりはいつか、わかりやすく知らせておきましょう。
次の活動を予告して、先の見通しをもたせましょう!
切り替えが苦手な子は、次の活動への見通しが立てられず、不安になってしまうため、今の活動に固執してしまうという原因も考えられます。
次は何をするのかを知らせて、先の見通しをもたせてあげるのが有効です。
幼稚園、保育園の場合は、今日1日のスケジュールを掲示しておき、次にどこで何をやるのかが、子どもたちに分かるように環境を整えるといいですね。
お気に入りのグッズで気を引くと効果的です!
次がおやつだったり、好きなことができる活動でますあれば、スムーズに次の活動へ移せますが、集会や、行事の練習など、本人が好まない活動の場合、なかなか切り替えられないものです。
その場合は、いったん興味のある活動に寄り道をさせる方法を用いると効果的な場合があります。
また遊びに没頭したまま、ママや先生が声をかけても子どもが気づかない時は、お気に入りのグッズやおもちゃなどを見せて、気を引きつける方法もあります。
興味をいったん別に移す事で、気分の転換を図り、気持ちや行動の切り替えのきっかけにづくりにすることができます。
まとめ
切り替えが苦手な子にはこの3つを心がけましょう!
①終了時刻を予告しましょう!
②次の活動を予告して、先の見通しをもたせましょう!
③お気に入りのグッズで気を引くと効果的です!
最後に
なかなか上手く行くばかりではありません。上手く切り替える事ができない時、無理に辞めさせようとすると、不安が強まり、ますます切り替えが難しくなってしまいます。
上手くいかない時は、声のかけ方を変える、方法を変えるなど、その子の気持ちに寄り添いながら、少しずつアプローチしていきましょう。
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