7ヶ月が過ぎると、ずいぶんと個性がはっきりしてきます。腰もすわり、身体的にもまた、精神的に発達が著しく、変化も大きいです。好奇心も旺盛で、動けるようになり、今までよりも活発になります。


人見知りとは?
この頃の赤ちゃんは人見知りが始まります。乳児期の人見知りとは、知らない人や見慣れない人が近づくと、微笑まなくなり、恥ずかしがったり、怖がったり、泣いたり、母親にしがみついたりする反応のことです。赤ちゃんの人見知りは成長過程の一つです。
脳が発達し、記憶できるようになると、知らない人を見分け、人見知りがはじまります。特に見知らぬ人や、行き慣れない場所では、一番安心できるお母さんを求めて安心感を得ようとします。人見知りは記憶する脳が育ってきた証拠ですね。

後追いとは?
人見知りが始まり、ハイハイができるようになると、今度は後追いが始まります。
ママの姿が見えなくなり、不安で泣き出したり探し回ったりする後追いは、早い子で6ヶ月、一般的に9ヶ月ころから始まるといわれています。
後追いは赤ちゃんがママのことを「特別な人」と認識した証しでもあり、成長の一つです。
成長は嬉しい一方で、一日中ママの姿を追いかけ一瞬でもママが見えなくなると大泣き。トイレにも行けず困るママもいることでしょう。

誤飲に注意!
おもちゃだけでなく、室内にある物はなんでも好奇心の対象です。
静かだな〜と思っていると、どこかでイタズラしていることも…。引き出しを開けて、中身を出したり、ティッシュの箱から中身を引っ張り出していたり、本棚から雑誌や本を引き出していたり…。
指先の細かい動きも上手になるので、小さい物をつまめるようになります。手にとった物は何でも口に入れて確かめるので、床や手が届くところには、口に入れて危ない物、のどにつまる心配のあるコイン、電池などを置かないようにしましょう。

7ヶ月〜9ヶ月の赤ちゃんの発達と成長
•好きなおもちゃに手を伸ばす
•1人でおすわりができる
•両手におもちゃを持つ
•おもちゃを片手から他方の片手に持ちかえる
•腹ばいでの移動がはじまる
•はいはいが始まる
•つかまらせれば立つ
•叱られているのがなんとなくわかる
•自分で手に持って食べようとする
•おもちゃを取られるとおこる

生後3ヶ月から使えるベビー椅子で、赤ちゃんのお座り練習に役立ち、立つ・歩くようになるまでをサポートしてくれます。
離乳食を2回に進めましょう
離乳食を始めて1ヶ月が過ぎた頃から、離乳食を1日2回に進めましょう。
午前1回、午後1回が赤ちゃんにもママにも負担なく進められます。
2回目の量は少量から、徐々に1回目の量に近づけます。
固さは初期のどろどろ状を続け、舌を上下に動かしてゴックンが上手にできるのを目安に、「舌でつぶせる固さ」にします。
離乳食のあとは乳汁を与えます。
まだお乳が主な栄養源で、離乳食の栄養バランスを心配する必要はありませんが、徐々に用いる食品の種類と調理法を広げていきましょう。
1回の食事に、穀類、たんぱく質類、野菜や果物類の3つをいれたり、1回目と2回目の食事のメニューを変えます。
そうすることで自然とバランスのよい食事になります。
強い塩分は赤ちゃんの未熟な腎臓に負担をかけるので、大人の半分くらいの薄味にします。食品の自然の味を活かし調味料は使わないようにしましょう。

転落、落下などの事故に気をつけて!
はいはいができるようになると、移動も早くなり、今まで行けなかったところが行けるようになったり、登れなかったところが登れるようになります。
•絶対に、浴槽に水を溜めたままにしない
•危ない場所は柵で入れないように工夫する
•角があるものは、コーナークッションなどでガードする
•コンセントにカバーを付ける
•小さな物は手の届くところに置かない
•ベビー用品やおもちゃは、デザイン性よりも安全性を重視する
•赤ちゃんを抱っこしながらの階段の登り降りに気をつける
浴槽への転落、ベビーベッドや階段からの落下、暖房器具でのやけどなど、大人の気配りで、ほとんどは防げます。
また、赤ちゃんを置いて、出かけてはいけません。

最後に
赤ちゃんとの生活に慣れてきた反面、離乳食が2回になるなど、お世話も変化したり、赤ちゃんが動いて目が離せなくなります。
気が抜けない日々ですが、赤ちゃんが寝た時、家族に見てもらえる時は、息抜きをしてリフレッシュしたり、リラックスする時間を作りましょう。

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