4ヶ月〜6ヶ月の赤ちゃんは、笑いかけると笑ってくれたり、少しずつ動きが出てきますね。
まわりのものに自分から興味を示し、探究心が旺盛になってきます。視覚も発達し、目で、遠くまでママの姿を追いかけたり、なんでも口にもってきて、調べようとします。
知能も発達してくる時期なので、赤ちゃんの好奇心を伸ばしてあげましょう。


4ヶ月〜6ヶ月の赤ちゃんの発達と成長
•腹ばいで頭と肩をもちあげる
•ひさの上で、足をぴょんぴょん突っ張る
•両手を口にもっていってしゃぶる
•仰向けで引き起こすと、首がついてくる
•寝返りをする
•ひざに抱くと、おすわりの姿勢がとれる
•ママとほかの人の区別がつく
•目の前に出されたおもちゃに手を伸ばす
•あやすと声をたてて、喜ぶ
•音のする方に振り向く、顔を向ける

この頃の赤ちゃんとの関わり方
色々な感覚を感じさせましょう
•赤ちゃんの体をこすったり、なでたり、軽く叩いたりして、刺激を与えましょう
•赤ちゃんの手を取って、感触の違うものを触らせてあげましょう(タオル、ガーゼ、紙など)
色々な音を聞かせましょう
•話しかけたり、歌をうたったり、音楽を流して聴かせたりしましょう。
•「いないいないばぁ」や歌あそび、手遊びをすると喜びます。
•音の鳴るおもちゃも興味をもちます。プラスチックの蓋付き容器の中に何かを入れて、振って音がなるようなものでも、おもちゃになります。
色々な物を見せましょう
•散歩に連れて行って、景色を見せましょう。風や光も良い刺激となります。
•絵本を読んであげましょう。

離乳食を始める目安は「生後6カ月前後」
4ヶ月ごろから、赤ちゃんの胃や腸の働きがよくなり、よだれが目立ってきます。
6ヶ月が近づいたら、お乳以外の舌ざわりや味に慣らすことを目標に、焦らず、ゆっくり、まずは1日、1品、1さじから、離乳食を始めましょう。
・首がしっかりとすわっている
・大人の食事中に口元を動かすなど、食べることに興味を持ち始めた
・手で支えてあげると座れるようになった
このような状態になったら、離乳食を始めるのに、ちょうど良い時期になったと考えて良いでしょう。
原則、1日1回、午前の授乳の前に、与え、その後は乳汁を飲むだけ与えます。
最初はアレルギー性の低いでんぷん質性食品(米粥、芋粥など)の中から1種類選んで、1さじから始め、2〜3日に1さじの割合で増やしていきます。
3〜4さじになったら、柔らかく煮た野菜やすりおろした果物を同時に与えます。少しずつ、量や品を増やしていきます。
この頃の離乳食は、飲み込みやすく、なめらかにすりつぶした状態に仕上げ、与えましょう。

乳歯が生え始めます
よだれが急に増えてきたら、歯が生えてくるサインです。
早い子は3ヶ月くらいから、生え始めます。赤ちゃんによって生える順番や時期には個人差があります。歯の生え始めが多少遅くても、全く心配ありません。
歯が生え始めていても、離乳食を始めるまではガーゼや滅菌シートで拭き取る程度のケアで十分です。

誤飲、窒息などの事故に気をつけましょう
にぎったり、なめたり、かじったり……また寝返りができるようになると、誤飲、窒息、転倒、火傷などの事故が増えていきます。赤ちゃんの手の届く範囲に、口に入れると危ないものなどないか、点検しましょう。
コイン、ピン、カギ、ペンなどのキャップなど、赤ちゃんの手の届かないところに置きましょう。
また、布団の上などでのうつぶせの時は、窒息のおそれもあるので、目を離さないようにしましょう。
最後に
ママも赤ちゃんのお世話に慣れてきましたね。慣れてきたと同時に気の緩む時期でもあります。怪我や事故に気をつけましょう。
産後数か月は、気が張って、自分のことはそっちのけにして、赤ちゃんのことを最優先してきましたね。母子ともに、リズムが安定してきたら、ママ自身の体のケアの時間を作りましょう。
また、赤ちゃんと一緒に、子育て支援のひろばなどにでかけてみるのもいいですね。
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