昔から寝る子は育つと言われています。しかし現在の子どもは睡眠が充分ではないように感じています。また、子どもの眠りについて悩んでるママも沢山いるのではないでしょうか?
•昼寝をしてくれない
•夕方寝てしまう
•夜、なかなか寝てくれない
•寝るまえに大泣きされる
•夜泣きをするなどなど
寝かしつけは本当に大変です!!
うまくいくばかりではありません。
でも、睡眠環境の整え方を知るだけでも、寝かしつけがスムーズになる確率は上がります。
①睡眠の大切さ
②睡眠環境の整え方
③交感神経と副交感神経
④年齢と睡眠時間
についてお話します。睡眠についてを知り、寝かしつけに生かせるといいですね。

睡眠の大切さとは?
睡眠は年齢とともに大きく変化します。子どもの脳が未発達なうちは睡眠も未完成なため、1回の睡眠が短く、1日あたりの睡眠時間は多いことが特徴です。睡眠中に成長ホルモンが分泌される現象は生後3ヶ月から認められます。成長ホルモンは脳下垂体から分泌され、寝入りばなに大量分泌されます。また、成長期の子どもの骨を伸ばし、筋肉を太らせる作用と代謝を促進して、体の組織の傷んでいるところを治す作用があります。「寝る子は育つ」は本当なのが分かりますね。
睡眠環境の整え方は?
照明や音
寝かしつけの時は薄明かりで静かな環境を作りましょう。目をつぶっていても、光の刺激は脳に伝わります。また心地よい音楽は眠気を誘います。
温度
夏や冬は、エアコンを上手に利用しましょう。夏は26〜28℃、湿度は50〜60%。ドライ機能や扇風機の風の流れを作り、冷えすぎに注意します。冬は20℃前後で、乾燥に注意です。加湿器を使用したり、濡れたタオルをかけたりすると乾燥防止になります。
入眠儀式
毎日の習慣が大切になります。寝る前の絵本はとても有効です。また、子守り歌を歌ったり、背中をトントンしたり、頭や額やこめかみあたりをなでてあげるなど、安心でき、眠りを誘います。
交感神経と副交感神経
自律神経系には交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)があります。眠りにつくには、交感神経優位から副交感神経優位に切り替わることが必要です。子どもはこの切り替わりが上手くできず、泣いたりぐずったりします。
絵本の読み聞かせ、子守り歌、手を握る、頭をなでるなどのスキンシップは副交感神経を高めます。
年齢と睡眠時間
その日の運動量や体調、また個人差はありますが、米国睡眠医学会は年齢別の必要睡眠時間は以下のように推奨しています。
米国睡眠医学会より
新生児 16〜20 時間
4ヶ月 12〜14 時間
1 〜2歳 11-14 時間
3〜5歳 10-13 時間
6〜12歳 9〜12 時間
13〜18歳 8〜10時間
昼寝時間は
1歳未満→午前10時ごろ、30〜40分程度 午後は13時〜14時半ごろまで
1歳〜→午後13時〜14時半ごろ
1歳〜3歳まではお昼寝が必要です。個人差により、2歳半くらいから、お昼寝をしない子もいますが、夕方眠くなり、ぐずるようなら、お昼寝をさせた方がよいです。また、昼寝もおやつの前には切り上げます。ダラダラ寝かせておくと、夜の睡眠に響くので、注意です。
①睡眠の大切さ
②睡眠環境の整え方
③交感神経と副交感神経
④年齢と睡眠時間
以上4つの睡眠についてのお話をしました。
相談の多かった睡眠の悩みの具体的な解決法はこちら↓
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